6月4日（水）、英語英米文学科の専門科目「異文化コミュニケーションスキルズA」にて、被爆者継承活動の会 議長　大村 一夫氏による講演会を開催しました。

 

　「異文化コミュニケーションスキルズ」は、「相互理解と共感のためのコミュニケーション」をテーマに、多様な文化、価値観、アイデンティティーが共存できる社会とコミュニケーションのありかたについて考えていく科目であり、毎年ゲストスピーカーを招いた講義を実施しています。

 

　4歳の時に被爆した大村 一夫さん。現在は札幌に住みながら、語り部として活動されています。この講演会では、大村さんが当時の記憶を頼りに描いた絵なども紹介していただきながら、自身の被爆体験についてお話しいただきました。

　講演中に積極的にメモを取る姿や、質疑応答が活発に行われるなど、学生にとって大変有意義な時間になりました。

 

　大村さんは、「映像には映らない被爆者の心の中を話したい」という想いのもと、語り部として活動されています。学生たちに向けて、「歴史をもっと知って、自分自身の意見を持ってほしい」というメッセージが送られました。